この記事はウィルゲート Advent Calendar 2025 23日目の記事です。
はじめに
ウィルゲート開発室のことみん(@kotomin_m)です!
仕事をしていると、「これはこの案でやっていこうと思いますが、大丈夫そうですかね?」という話をチームの同僚やリーダーとすることがあると思います。
この記事では、こうした場面でもっとこうするとより良い提案になるかもといった気づきについてお話します!
今回は開発でちょっとした変更を加えるので、その方針をチームリーダーにこれでいいか確認してもらう場面を例に解説をしていきます。

仕事で「提案」をする
開発している中で、ファイルを1つ増やすだけ、1メソッドのリファクタリングなど、"ちょっとした変更"をすることはありますよね。
今回、Aさんは外部連携サービスの設定ファイルを1つ追加するというタスクを持っていました。(※ Aさんは架空の登場人物です)
Aさんは事前にドキュメントにディレクトリ構成を記述してから、リーダーに確認をしにいきました。
【Aさんが作ったドキュメント】
## 〇〇の設定ファイルのディレクトリ構成
/your/path/
├── production/
│ └── settings.yaml
└── staging/
└── settings.yaml
Aさん「(ドキュメントを見せながら) 設定ファイルをこのディレクトリに配置しようと思いますが、大丈夫そうですかね?」
と、リーダーに口頭で相談しにいきました。
一見よくありそうな場面ですね。私もやったことがあります。
ですが、これには改善すると良いポイントがいくつかあるので、次の節で解説します。
改善ポイント:より良くするために
①ドキュメントには考えた過程も書こう
Aさんのドキュメントでは、考えたディレクトリ構成の結果のみを記載していました。これでは、なぜこの構成にしようと思ったのかが伝わりにくいです。
口頭で相談しているから大丈夫、そのときに補足したらいいや、と思いがちですが、たとえ口頭で相談するとしてもテキストで整理された状態である方が伝わりやすくなるので、「考えた過程を記載する」ことを意識してみましょう!
②他の案と比較できるように書こう
考えたディレクトリ構成を1つだけ記載しており、最終的な結果のみ書かれていますが、考える過程できっと他の案も考えているでしょう。
①と似ていますが、他の案と比較できる状態で持って行くことで、「これはこの案でやっていこうと思いますが、大丈夫そうですかね?」のこの案でやっていこうと思いますの部分に説得力が出ます。
## 〇〇の設定ファイルのディレクトリ構成
(A or B)案を採用する。
理由:
- 〇〇〇とすることで□□□のときにもわかりやすい。
- 今後の運用を考えたときに△△△となっていた方が変更がしやすい。
### A案
/your/path/
├── production/
│ └── settings.yaml
└── staging/
└── settings.yaml
### B案
/your/path/
└── deploy/
├── setting-production.yaml
└── setting-staging.yaml
これがないと、本当にその案が良いのか?を考える土台がないので、話したときにより深く考えなければいけず、相談された側の負担も少しおおきくなってしまうかもしれません。
また、他の人が読んだときも比較案とその理由があると、なぜこの案になったのかが最終的にわかりやすくなりますね!
③「これで大丈夫でしょ」と油断しない
この例のように、どのようなパターンになったとしてもシンプルな変更な場面というのはありますよね。
そういうときで、かつタスクの進捗が若干悪かったりすると、少しだけ考えて「まあ良さそうだし、これでいっか」と考えてしまうことも。①や②のようなことをドキュメントにまとめる時間がもったいないとなって、簡単に書いて口頭で補足してしまいがちです。
私が好きな、『"提案"のレベルを上げる』という記事には、こう書かれています。
レベル1: 「どれにしましょうか」
いくつかの案を考えて伝えてくれるのは提案と言える。
やってみるとわかるが、案を整理していくのは慣れないと結構難しい。それぞれの案のPros/Consや実行計画、懸念に対するリカバリプランといった材料を揃えてまとめる必要がある。最初はうまく横に広げて考えられないこともあるし、重なりなく案を整理することもできないかもしれない。
知識としてポイントを押さえておくのも大事だが慣れも必要なので、提案する時には選択肢も一緒に伝える癖をつけるとよい。
何かを決めるための提案や相談をするときには、「いくつか案を考えて伝える」ことが必要でした。たとえ時間がもったいないと感じても、自分が考えたことをまとめてアウトプットしたうえで、他の人に見てもらうということを忘れてはいけません。
「自分がこうしたい」というのをただ伝えるだけではなく、比較案を持っていくことは意識しないと忘れがちになってしまうので、改めて意識していきましょう!
おわりに
やけに具体的な例ですが、最近私がこういう場面があってフィードバックされたことをブログとして書いてみました!
提案する = 比較案を持っていく ということを常にできるように意識して、みんなで仕事をスムーズに進めていきましょう!
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