「エンジニアの効率化術」

こんにちは!ウィルゲートで開発を行っている池添です。 日々の開発業務の中で、予定外の雑多な作業が多く発生してしまって稼働時間が削られてしまうということはありませんか?僕はよくあります。(笑)

そこで、エンジニアブログの第二弾では、弊社エンジニアが稼働時間を確保するために行っている「業務効率化術」を紹介します。

使用するツールを“Atlassian製品のみ”にする

作業の効率化を図る為に何かしらツールを使っている人が多いと思います。ツールは便利なものですが、使用するものが複数になってしまうと、それを使い分けるためのコストが発生してしまいます。それでは本末転倒になってしまいますよね。 そのため、弊社ではツールを「Atlassian(アトラシアン)製品」に統一して要件定義から開発までを行っています。 では、実際に弊社で使用しているツールを簡単にご紹介します。

Confluence

チーム内外のナレッジの蓄積や、各プロジェクトの議事録・成果物の共有に使用しています。 0520-01

JIRA

アジャイル開発における「かんばん」や、個人の稼働管理、開発に必要な申請などを管理しています。 0520-02

Bitbucket(Git)

ソースコードのバージョン管理をしています。 bitbucket

基本的に僕は自社サイトのシステム開発をすることが多いのですが、サイト運営担当者から要望を貰ってから成果物がリリースされるまでは、以下のような流れで行っています。 ※実際にはテストや事業部確認などの工程も入りますが、今回は要点だけピックアップしています。

開発作業の流れ

  1. プロジェクトの会議の議事録をConfluence上に記載し、参加メンバーに共有
  2. 議事録をもとに要件定義・仕様整理を行い、Confluence上でまとめる
  3. 定義された要件をもとにJIRAでストーリーを立てて、ストーリー単位で稼働時間を記入管理する
  4. Bitbucket上でプルリクエストを作成し、チームメンバーにレビューしてもらう
  5. レビューで上がった質問や修正の対応を行い、テスト環境で結合テストを行う
  6. JIRAでチケットのサブタスクとして「サービスをリリースするための申請」を行う
  7. リリース作業

このように、Atlassian製品に統一することで、その連携力を使って作業の効率化を図ることができます。

Slackを利用した“通知確認”の速度アップ

Bitbucketのプルリク通知はメールで届くのですが、作業中はあまりメールを見ていないことも多いため、通知に気づくことが遅れるということが起こっていました。 弊社ではコミュニケーションツールとしてSlackをメインで使用しているため、SlackのWebhookを使うことで通知確認の速度アップをしています。 slack

この機能を使うようになってからは、待ち時間が少なくなって業務効率が上がりました

今回は細かい設定や、そのほかのSlackと連携できるサービスについては取り上げませんが、また機会があればこちらについても解説したいと思います。

ブックマークレット”で申請作業を効率化

弊社では複数のエンジニアが開発を平行して行っているので、サーバへのアクセスを制限しています。そのため、本番にデプロイする際には、申請をして上長の承認を得る必要があります。 しかし、申請をするための入力項目が多く、毎回入力していると無駄に時間がかかってしまいます。このような場合には、ブックマークレットを利用して入力の手間を省くようにします。 ブックマークレットJavaScriptで出来た簡単なプログラムで、JavaScriptが分かれば自分で組むことも難しくありません。開発の現場だけでなく、色々な用途に使えて便利です。 申請の際には、いつも同じ内容になる入力項目(自分の名前など)を自動で入力してくれるブックマークレットを使用しています。

まとめ

日々の作業の効率化は、エンジニアに限らずどんな職業でも課題になっていると思います。 今後も毎日の作業を少しでも効率的、かつ正確に行えるように考え続け、サービスを利用してくれるユーザやクライアントに対して、価値あるものを提供し続けていきたいです。