新卒での1年間を振り返ってみて

昨年の4月に新卒で入社したエンジニアの吉田です。入社してあっという間に1年が経とうとしています。
入社前と入社後で感じた違いをまとめていきたいと思います。

入社の経緯

学生時代は専門学校で、Webデザインの勉強をしていて、Webサイトの企画からデザイン、実装までの技術を学んでいました。授業では、上流工程を学ぶことが多く、実装はフロントエンドの実装がメインでした。
授業外の活動で、2年連続で技能五輪Webデザイン職種に出場しました。技能五輪に出場したことで、授業ではほとんど勉強していない、サーバーサイドの技術を学びました。
企画からデザイン、サーバーサイドからフロントエンドまでの技術を競うので、Webに関わる技術に一通り触れることができました。
最初はフロントエンドエンジニアを目指していましたが、技能五輪でサーバーサイドの技術にも触れたことで、サーバーもフロントも楽しいと思い、どちらも挑戦することができる会社で働きたいと思っていました。
ウィルゲートを決めた理由としては、メディアの企画を行う部署と、開発サイドの距離が近く、話し合いながら実装しているのが良いなと感じ入社をしました。企画などの上流工程を学んでいたので、そちらにも興味があり、どちらにも関われるチャンスがあるというのがすごく魅力的に感じました。

普段の業務

普段の業務では、Millyの機能開発と運用保守を行なっています。サーバーサイドもフロントエンドも同じくらいの割合で開発を行っています。

Millyはウィルゲートで運営している、子育てを行なっている母親向けのメディアです。

millymilly.jp

学生時代との違い

学生時代は、1人での開発か、デザイナーと2人での開発で、自分がわかれば良い実装で、ローカル環境で開発していくというスタイルで開発を行っていました。しかし、入社すると複数のエンジニアでのチーム開発になり、サーバーが与えられ、新しいツールを使い、実装の規約が決まっていて、と全く違う環境での開発でした。技術面では技能五輪を経験したこともあり、なんとかついていけたのですが、環境面の違いに最初はかなり戸惑いました。

Git

学生時代ではGitを使ってのチーム開発を行ったことがありませんでした。軽く触ったものの、必要性を全く感じず使わずに作業を行っていました。なので入社した時は、ブランチ?コミット?プッシュ?という状況だったので、Gitの仕組みや操作を覚えるのに苦労しました。ブランチの仕組みを理解できず、別のブランチにプッシュしてしまったり、ミスをしながら作業していました。
そんな私でしたが、Gitを使っていくうちに仕組みが理解できてきたのと、社内でGitの勉強会があり徐々に理解することができました。

コーディング規約

cssのクラスの命名規則や、余白の取り方まで規約として決まっており、規約を守って実装していくというのに慣れるのも時間がかかりました。規約を読んだり、プルリクにコメントをもらったり、他の人のプルリクを見たりしながら規約を学んでいました。
規約通りの開発に慣れてくると、他の人が作った部分を読むことができるようになり、技術の理解も深めることができました。
最初は、覚えて実装していくのが大変だなと感じていましたが、規約を守っていれば保守性が高いソースコードにすることができました。

サーバー

ウィルゲートの開発環境は、1人1台の専用の仮想サーバ環境が整備されていてそこで開発を行っていきます。これまではローカルでの開発だったので、ターミナルでsshで繋いで...と、コマンドを覚えるのに苦労しました。コマンドはよく使うものについては覚えてきて操作することがきるようになりました。
さらに、鍵認証の仕組みも分からず、毎回パスワード入力を行っていたのですが、最近、鍵認証で入れるようにしたら簡単にサーバーに入れるようになり、感動しました。

ツール

フロントエンドの実装を行っていく際に、Zeplinというアプリを使用してデザインからHTML・CSSに落とし込んでいきます。余白の取り方や、カラーコードなどが簡単に確認できるのでPhotoshopで余白やカラーコードを確認するのに比べて何倍も早く実装することができました。
学生の頃に知りたかったです。

まとめ

チームで開発することに慣れてきた1年でした。知らないことばかりで入りましたが、先輩方にたくさん教えていただき成長することができました。
gitや規約など学生時代から挑戦しておけばよかったかなと感じています。そこの知識を得るための時間を技術の習得の時間にあてられたらと思ってしまいます。
下半期では、テストコードやDocker、Vue.jsといった技術に挑戦する機会をもらえたので、技術面でも新しいことに挑戦していきたいです。