この記事は「ウィルゲート Advent Calendar 2023」の7日目の記事です。
こんにちは、ウィルゲート開発室です。 Googleの講習で学んだUXリサーチについて軽くまとめてみました。
UXリサーチとは
UXデザインに向けてユーザー体験を調査することです。 ユーザー体験とは、ユーザーが製品やサービスなどを利用して得られる体験の事をいいます。
UXリサーチのプロセスを理解する
UXリサーチには、4つのステップがあります。ステップ1がリサーチの計画、ステップ2がリサーチの実施、ステップ3が結果の分析&グルーピング、ステップ4がインサイトの共有です。それぞれについて少し紹介します。
【STEP1】リサーチの計画
リサーチの計画を立てるには、プロジェクトの背景を概説します。次に、調査の目標を設定し、答えを出したい質問を書き出します。そして、リサーチを実施するための手順を決めて参加する人を選びます。リサーチ計画中の作業は、リサーチ外のすべての部分に影響を与えるため、非常に重要です。リサーチ結果を成功させるためには、適切な計画が必要です。
【STEP2】リサーチの実施
このステップでは、データを収集します。いくつかの手法がありますが、「ユーザビリティテスト」と呼ばれるものを行います。ユーザビリティテストとは、ユーザーがデザインの中核となるタスクをどれだけ簡単にこなせるかを評価する調査方法です。ユーザビリティテストの目的は、ユーザーがデザインで経験する痛点を特定し、製品の発売前に問題を解決できるようにすることです。このテストでは、ユーザーが新製品や新機能をどのように操作しているかを確認することができます。また、ユーザーにインタビューして彼らの経験についてより詳しく知ることもできます。
【STEP3】結果の分析&グルーピング
結果から見えてきたことを付箋などへ書き、分析します。これはリサーチで得たデータからなぜそのようになったのか、その理由を明らかにしていきます。結果をグルーピングしていくことでユーザーの改善点&傾向が表れてきます。
【STEP4】インサイトの共有
最後のステップは、Figma、XD、またはテスト環境などで今回のリサーチで得た改善点などをまとめてメンバーに共有します。メンバーがそれぞれインサイト&改善点を理解することでユーザー体験のレベルをアップさせていくことができます。 以上で基本的な流れは終了です。
リサーチは継続的に行いましょう。
UXリサーチによる改善点は、PDCAを繰り返して改善効果を高めることが大切です。リサーチ結果を改善に活かすためにも、継続的にUXリサーチを行うよう心がけましょう。
さいごに
今回紹介した以外にもリサーチ手法があります。目的に応じてリサーチ方法が変わるので適切な選択をしてユーザー体験を向上させていきましょう。次回は認知バイアスの種類などを紹介していく予定です。
そして「ウィルゲート Advent Calendar 2023」、翌日は菅原さんによる「依頼を受けた側のやる気を下げない依頼文面とは」です。 お楽しみに!