PHP Conference 2016 に行ってきました!

こんにちは。ウィルゲートで開発を行っているエンジニアの岡田です。

11月3日に大田区産業プラザPHP Conference 2016が開催されました。

システムの大部分で PHP を利用している弊社も、私を含めた複数のエンジニアがカンファレンスに参加してきましたので、各人の感想と合わせてレポートを書きたいと思います。

今年の PHP Conference は「NEXT -次のWebの話をしよう-」をテーマに掲げ、20を超えるセッションと多くの企業ブースで賑わいました。

基調講演

日本 PHP ユーザ会 廣川さんによる「PHP の今とこれから 2016」と題した基調講演では、次のマイナーリリースとなる PHP 7.1 の話題を主軸として、昨今の PHP に関する情報と今後の展望が語られました。

PHP 7.0 がリリースされてから間もなく1年が経過しようとしていますが、カンファレンス参加者を対象とした事前アンケートによれば、全体の 1.6% の人が PHP 7.0 を導入しているとのこと。 弊社でも一部のシステムで PHP 7.0 を採用していたり、PHP 7.0 への移行が行われていたりと、その流れに乗りつつあります。

PHP 7.1のリリース後には、

  • 引数・戻り値の型に null を許可する指定
  • 複数例外型の catch
  • クラス定数のアクセス修飾子(public, protected, private)を付与

などの機能がサポートされるようになるそうです。

既にPHP 7.2 の開発も開始されており、今年で21歳を迎えた PHP の発展からはまだまだ目を離すことができない、そんなことを感じさせる講演でした。

参加したメンバーの感想

私以外にも複数のメンバーがカンファレンスに参加していたので、各人に感想を聞いてみました。

横道(開発グループ リーダー) 初めてのPHP Conference参加でしたが、勉強になりました。 LTの「理想のチーム」の中で、相手のことを良く知ることが大事という話を聞いて、「分かってくれるはず」と思いこまず、お互いを知るために意識した行動をしていかないといけないなと改めて感じました。 来年の開催も既に決まっているようなので、次も参加したいと思っています!

池添(開発グループ メンバー) セッション1で「Chefとnginxで作るphpアプリケーションのReliable Blue Green Deployment」を聞きました。 ほかのサービスのデプロイフローや、そのためのシステムについての話はとても勉強になりました。弊社ではCapistranoを使っていますが、Chefでも同様のことができるということが一番の学びでした。

開発グループ 学生アルバイト 初めてPHP Conferenceに参加させていただきましたが、色々勉強になりました。 中でも「PHP7で堅牢なコードを書く - 例外処理、表明プログラミング、契約による設計」が非常に参考になりました。 これはPHPだけでなく、他言語でも応用できる話なので、是非とも自分の中に落とし込みたいと思います。

尾崎(技術責任者) 私だけスタッフとしての参加でした。事前準備や打ち合わせになかなか出られなかったので、当日がんばりました。 振り返ってみると、あまりセッションを聞くことが出来ないような立ち回りをする必要があったり、スタッフならではの準備・片付けのお仕事もあったりして、大規模なイベントならではの大変さもありました。でも、他のスタッフ、スピーカー、スポンサーの皆さまと交流ができて、とても楽しく、ためになる話をたくさん聞くことができた1日になりました。 そして、来年のぺちこん(※)もすでに日程が決まっています!10月8日です!ぜひ参加しましょう! http://phpcon.php.gr.jp/2017/

※ぺちこん…… PHP Conference の愛称

最後に参加者全員で記念撮影をしました。 slack_for_ios_upload2

 

おわりに

セッションの内容はどれも魅力的だったので、プログラムを見て、どのセッションに参加するかを悩みながら会場を巡る1日になりました。 同じPHPという言語であっても、社内では触れる機会のない考え方や方法、事例を知ることで、今存在する自分たちのプロダクトを客観的に見直す良いきっかけになったのではないでしょうか。

ウィルゲートには、今回のカンファレンス以外にも個人的に興味でイベント・勉強会に参加しているエンジニアが多く、そこで得られた情報は LT会(参考:「新卒1年目の社員が立ち上げたエンジニアの Hacker な欲を満たす「Hacker’s GATE(仮)」とは」)で共有するなどの活動を活発に行っています。 今後も、サービスをより良くするために、技術的な観点だけでなく、技術以外の観点からも何ができるかを考え続けられる、そんな組織であり続けたいと思っています。