新卒から1年半でチームリーダになるまでに経験したこと

こんにちは!ウィルゲート開発室執行役員の鶴飼です。 本日は、入社して1年半でリーダに昇格した吉田君にインタビューしたいと思います。 ウィルゲートでは複数事業とプロダクト開発を行っているので、挑戦機会がたくさんあります。 そんな挑戦機会を得て成長してきた吉田君が、実際どのような事を経験し、成長してきたかを紹介したいと思います。

入社前と入社後のイメージって1年半経った今、改めて感じる事ってありますか?

f:id:m_yokomichi:20181206132454j:plain ▲左がインタビューする鶴飼 右がそれに答える吉田

入社前の印象としては、漠然と「色々な事が出来る雰囲気はある」という感じでした。 実際何が出来るのかや具体的な仕事のイメージはあまり無かったのですが、裁量は大きく持たせて貰える雰囲気は感じ取れました。 入社後はメディアチームに配属され、主にフロントエンド開発を中心にサービス開発を行っていました。 もちろんフロントエンドとしても技術的なチャレンジもあり、先輩の技術に追いつくだけでも精一杯ですが、少しづつ出来る部分が増えるとそれに合わせて、踏み込んだ開発をさせて貰えるようになってきました。

入社して3ヵ月ぐらいで、テストコード導入の推進してたよね?

そうですね、メディアチームではグロースが多い為、小さい開発をリリースする事がたくさんあります。 その為、品質担保の為のテストコードの導入が検討が進んでいたのですが、その際に私が研修で作成した実装方針でおこなう事が決まったので、 チームでのテストコード導入を推進しました。 実際にチームで導入していく際に、実装方針に漏れが多々あり、それらをチームで話し合いながら決めていけたので勉強になりました。 また同時に、そこまで考えていなかった自分の甘さに気づきました。

チームで話し合って決めた事って何を決めたの?

どういったテストを書くべきか。具体的には共通化や定数化のルールを決め、過去のテスト漏れや障害から、何を最優先で担保すべきかを決めていきました。 そのように共通の認識を取り始めると、コストを掛けてでもテストコードを書くべきか、過剰になるのか、いかに使いまわせるかなどのディスカッションができたので 自分だけで考えたよりも深く練り込まれたテストコードの導入推進ができたと思います。 また、上流工程でしっかりと考えておかないと実装の際に手戻りが発生してしまうことを身をもって経験しました。

導入した事でメリットはあった?

特に改修の多い画面や、ログイン系はテスト仕様書に沿って各人にお願いするより圧倒的に速度も上がりましたし、自分がやっているテスト以上の品質が担保されているので、安心してリリースできるようになりました。

新規メディアのプロジェクトマネージャも新卒の時だよね

今年の初めからは花時間というメディアのプロジェクトマネージャを任してもらえました。 元々、上長にはチャンスがあればプロジェクトマネジメントをやりたいと言っていたので、新規メディアの話が上がった時に真っ先に手を上げました。 規模も大きすぎず、メンバーも経験豊富な方を入れていただきながら新卒の1年目からPMを任せてもらえて、今までとは違う視点で開発業務に取り組むことができるようになりました。 今までは振られたタスクを納期までに実装するというスタイルでしたが、PMを経験したことで、なぜその機能が必要なのか、他の実装方法はないのかを常に考えるようになりました。 また、他のメンバーのタスクも管理していたので、スケジュールの管理の大切さを学びました。

スケジュール管理の大切さってどういう所かな?

当初予定していた通りに進められれば良かったのですが、途中でメンバーが別のプロジェクトのトラブルで時間を割けなくなってしまいました。 その時に、全体のスケジュールを見直してタスクの割り振りを変え、優先度を再定義する事で新しく入ってくるメンバーがやりやすい場所を作る事ができ、 全体のスケジュールを変えずに完了する事ができました。 スケジュール管理は進捗管理だけではなく、流動的にメンバー配置を変えたりするのにも重要な役割を果たすと感じています。

2年目に入って新しくチャレンジした事ってある?

これまでアプリの開発を行なったことがありませんでした。そんな私ですが、暮らしニスタのアプリのプッシュ通知を任せてもらえました。 会社にアプリのコードをかける人が1人しかいなかったことも挑戦の機会をもらえるきっかけになりました。 いざ実装に着手するとわからない点ばかりだったので、会社の先輩に聞きながらどんな処理が書かれているのかを理解するところから始めました。 また、アプリの技術顧問の方に週に1度質問をすることができるので、実装方法で不明な点を質問しながら進めました。 周りのサポートの体制が充実しているので、初心者でもプッシュ通知の機能の実装を完成させることができました。

プッシュ通知作ってみてユーザの反応はどうですか?

今まで全体に対するプッシュ通知はありましたが、今回は個別のプッシュ通知を送信できる仕組みを導入した事もあり開封率はかなり高いです。 暮らしニスタのアプリをインストールしてログインしてくれているユーザに毎日アプリを開くきっかけを作れたのは良かったです。

他にも業務でやっている事あるかな?

ウィルゲートが運営しているメディアはフルスクラッチで作成しているものが多いですが、WordPressで動いているサービスもあります。 これまでWordPressはほとんど触ったことがなかったですが、運用保守を任せてもらえています。 趣味程度のものは作ったことがありましたが、業務レベルとなると求められている部分が違うなと感じています。

f:id:m_yokomichi:20181206132937j:plain ▲色々と深ぼって聞く様子

趣味と業務で求められる事の違いってどんな事?

先ずはセキュリティ周りが大きく違います。趣味レベルで作っていた時には管理者用ログイン画面も特にIP制限やベーシック認証などかけずにいましたが、そんな簡単な事からも違いを感じています。 また、プラグインの選定に関しても、自分で作っているものは自分が使いたいように選べばよかったものに対し、事業部やクライアントが扱いやすいものを選定したり、更新が止まっているものは選定から落としたり、使う人の目線で構築するというのも新しかったです。 とはいえ、ユーザファーストでの考え方が業務を通じて身に染みているので当たり前にやらなければいけない事ですね

目まぐるしく色々経験しているけど、何が一番印象深い?

花時間のPMが印象深いです。 メンバー2人(先輩と年上)にしっかりコミュニケーションを取る事、先輩だろうとしっかり言わないといけない事もあるという気付きを得たました。

初めてのPMは上手くいった?

初めての時は何とか上手くできたと思います。どちらかというとやったに近いのかもしれません。 とはいえ、先ほども言った通り規模も大きすぎず経験豊富なエンジニアアサインなど上長が行ってくれたので、 プロジェクトが複雑になった時の対応力とかまだまだ経験してない事がたくさんあり、これからも経験を積んでいきたいと思います。

PM今後もやりたいですか?

LDRとPMはしっかりやっていきたいと思っています。同じように見えてどっちも違うと感じます。 LDRはメンバマネジメント中心、PMはプロジェクトマネジメント中心なので、近しいと思いますがどちらも経験してチームに貢献していきたいと思います。

1年半を振り返って

f:id:m_yokomichi:20181206133106j:plain これまで1年半とは思えないほど色々な学びを得ることができました。 10月からはチームリーダとして更なる高みを目指していきたいと思います。 今まではプロダクトの成長を考えるだけでしたが、今後は人も見る必要があります。 人を見て、人を活かし、どうやって成長させてあげられるかを考えるのもリーダの仕事の一つだと思います。

課題は見えてる?

まだまだ足りない事ばかりですが、とにかく情報量が足りないです。 業務に関する事だけではなく、事業の事や組織の事それらのインプット量を増やしていく事で、良いアウトプットが出来ると思います。

最後に3年後はどうなっていたい?

フロントエンドが元々メインなので、技術キャッチアップは忘れずにスペシャリストと会話が出来る状態でありたいし、自分でもコードが書ける状態で居続けたいです。 上長がサイト責任も行っているので、事業も作れるエンジニアになっていきたいです。

ウィルゲートはやりたい!と手を上げればどんどん挑戦することができる環境がそろっています。 挑戦することで今までになかった知識や技術が身についていくと思うので、これからの1年も新たな挑戦をたくさんしていきたいと思います。