システムアーキテクト試験(SA)に合格しました!

こんにちは!
ウィルゲート開発室の佐々木です。

この度、今年の4月に受験したシステムアーキテクト試験(SA)に合格しました。
この記事では、私が試験に向けて行った勉強方法や受験してみての感想などをお伝えいたします。

システムアーキテクト試験とは?

システムアーキテクト試験とは、IPA(情報処理推進機構)が定めた情報処理技術者試験のレベル4に位置する国家資格です。

https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pkin3a0000007x81-img/pkin3a0000007xdp.png 試験区分一覧 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 より引用

この試験の対象者は、以下の通りです。

システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアを目指す方に最適です。
システムアーキテクト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 より引用

また、システムアーキテクト試験では、以下の4試験を1日掛けて受験します。

  • 午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)
  • 午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)
  • 午後Ⅰ:記述式
  • 午後Ⅱ:論述式

受験した背景

普段の業務で要件定義〜実装までを担当することが多く、これらの範囲を包括しているシステムアーキテクト試験に興味を持っていました。 そのため、試験学習を通して実務に活かせる知識を身につけられると考え、受験を決めました。

去年も同試験を受験しましたが落ちてしまい、今回は2回目の挑戦となりました。

私の勉強方法

私が試験に向けて実施した学習内容をご紹介します。
なお、昨年10月に受験したデータベーススペシャリスト試験に合格していたため、午前Ⅰ試験は免除でした。

午前Ⅱ

  • 応用情報技術試験の午前問題5年分
  • システムアーキテクト試験の過去問5年分

IPAの高度区分の午前Ⅱ試験では、問題の半数以上が過去問から出題されます。
過去問は同区分の問題に加え、一部他の高度区分と応用情報の午前問題から出題されることが多いです。
そのため、受験する区分と応用情報試験の過去問演習を実施しました。

午後Ⅰ

  • システムアーキテクト試験の過去問5年分

午後Ⅰは文章問題を読んで回答を記述する形式の問題になります。 出題内容は異なりますが、毎年似た形式で出題されるため、過去問を通して学習を進めました。

午後Ⅱ

  • システムアーキテクト試験の過去問3年分

午後Ⅱは論文問題となります。
出題内容は毎回異なりますが、出題範囲にはおおよその傾向が存在しているので、それを意識して対策を行いました。
また、合計3,000文字程度を手書きで記述する必要があるため、事前に手書きの練習も兼ねて過去問に取り組みました。

勉強にかけた時間とモチベーションの保ち方

勉強にかけた時間

今回は試験3ヶ月前から勉強を開始しました。

勉強時間は以下の通りです。

  • 平日は業後に30分程度

  • 土日はカフェなどで3~4時間程度

私は家だと集中できないタイプなので、休日は外で勉強するようにしています!

モチベーションの保ち方

試験勉強を通して、業務に活かせる知識を得たり、自身のキャリアップに活かすことができます。 加えて、試験勉強は大変なことも多いですが、頑張ったぶん合格するととても嬉しいです!

こうした成功体験を積むことで自信につながり、今では常に何かしらの試験勉強をすることが習慣となっています。

資格に興味がない方も、まずは簡単な試験から受験して、合格する喜びを体感していただきたいです!

受験した感想

今回は2回目の受験ということもあり、ある程度余裕を持って準備できました。

午前Ⅱ・午後Ⅰともに前回より易化していたため、午後Ⅱ試験へ全力を注ぎました。
論文のテーマとして、「DX化」と「要件定義」について出題されましたが、実務に近い「要件定義」を選択しました。

普段、手書きで長文を書くことが少なくなったため、論文を書くのがとても辛かったです...。 次回は早めに論文対策を進め、手を鍛えておきたいと思います!

さいごに

前回落ちてしまったこともあり、無事合格できてとても嬉しかったです。

業務を行う上でも活かせる部分が多い資格だと感じていますので、ぜひみなさんも挑戦してみてください!