アフィリエイト計測の仕組みってどうなっていますか?

この記事は「ウィルゲート Advent Calendar 2023」の 11 日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/8986

夢は寝ててもお金が入ってくるようになりたいと アフィリエイトを張りまくったサイトを作ったりしていた私が アフィリエイトの仕組みについて話していこうと思います。

そもそもアフィリエイトとは何か?

簡単に言えば、広告です。 みなさんがスマホでやってる無料アプリでたびたび流れてくる広告などが該当します。 自分のWebサイトやブログ、SNSで商品を紹介し、ユーザーが商品を購入することで収益の一部が還元される仕組み 全般がアフィリエイトと呼ばれるものになります。

今回は先述の通り、自分でその仕組みを作るとしたらどうしたらいいのか?というお話です。 このお話を全編書いてしまうと大変長くなってしまうので、今回は計測についてのお話をしようと思います。

広告を踏んでみよう!

通常のWebページにおける計測フローはどうなっているのか? 広告をクリックするとランディングページ(LP)*1 が表示されます。 実はこの際に、アフィリエイトサイトを経由してリダイレクトされます。

それはなぜか? 誰のページのどの広告がクリックされたかを保存するためです。 保存された情報を検証することによってどんなバナー広告が踏まれやすく、ユーザーを誘導しやすいかを明確にできます。 入り口となるファーストアクションは、重要なのでこういう情報はなんぼあってもいいです!

おまえはもうすでに情報の塊でいる!

LPが表示された時点ですでに行われていること…それはすでにいろいろな情報を取られているということ! 現在では、ITP対応*2のおかげでそこまでではないですが、 どこのサイトのどんな広告を踏んでたどり着いたか情報が入った状態でたどり着きます。 最近ではCookieが使えないので、SessionStorageやLocalStorageに格納することが多いです。 そのため、ページ移動しようとURLパラメーターを書き換えても情報は持っています。

結局どうしたらお金になるの?

これに関しては、サービスによって全く違います。 ただし、必ずコンバージョンポイント(CVP)を設置する場所は商品の購入時のページや 申し込みの完了画面に置きます。 問題はCVPとお金になるポイントはサービスによって違うということです。 その先に成果発生地点を置くことになったとしても、ここに置かないと計測できないためです。 ※お金の発生地点が遅くなればなるほどアフィリエイターに嫌われます。 それはもう…本当に使ってくれる人が減ります。

CVタグってどんなのがあるの?

これに関してはサービスによっていろいろ存在するので少し紹介したいと思います。
そもそもCVタグとは?
広告を踏んでサイトに訪れてきてくれた方々のゴールテープのようなものです。 CVタグが配置されたページが表示されることによって、チャリーンという音が聞こえてくることでしょう!

では、CVタグって具体的にはどんなものなのか?

例①イメージタグ

<img src="https://〇〇.jp/aaa/cv.png">

1ピクセルくらいの画像読み込むためだけのタグです。 呼び出されたページのIDでどこの何が売れたかを計測します。

例②javascript

<script src="https://aaaaa.jp/bbbb.js">

最近の主流は大体こちらです。 セッションに格納した情報をこのjsで送信します。 追加情報とかある場合はjavascriptでなんかいろいろ書くものもあったりします。

アフィリエイトを使うサービスってどんなものがあるの?

いろいろあるとはいえどんなものがあるか説明しておきたいと思います。

  • 商品の購入
    • ECサイトなど
  • 会員登録
    • マッチングサービスなど
  • アプリのダウンロード
    • スマホのゲームアプリなど
  • 会員登録された人が課金毎
    • オンラインカジノ(海外アフィリエイト)

まとめ

広告の一つの形として浸透していて、自分のサイトでお小遣いから 今では企業として、アフィリエイトが主な収益となっていたりします。 一方、広告はユーザーの行動を阻害する要因だから排除しようという動きもあるため、 今後の展開が全然読めませんがどんどん進化していくと思います。 個人的には、web広告というジャンルが好きなためこれからも情報を追っていこうと思います。

「ウィルゲート Advent Calendar 2023(リンク先:https://adventar.org/calendars/8986)」、翌日は大嶋 さんによる「オファープロセスの見直しによるエンジニア中途採用の改善」です。 お楽しみに!

*1:ランディングページ(LP) ペライチのサイトを基本的にLPと呼ぶことが多いですが、 ECにおいては商品ページだったりします。 広告からたどり着いたページという意味です。

*2: ITP対応 ITPはiPhoneのSafariブラウザに搭載されたCookie防止機能です。 これができるまではCookieでその人が買ったものや行動を全部保存してたりしました。