この記事は「ウィルゲート Advent Calendar 2024」の 12日目の記事です。 adventar.org
こんにちは、ウィルゲートでアポトル開発のエンジニア兼、プロダクトマネージャーをしている吉田です。
アポトルは今年の4月にリリースをしたBtoB向けの企業データベースサービスです。 www.willgate.co.jp
元々エンジニアとしてアポトル開発に関わっていた私が、今年からプロダクトマネージャーを兼任して感じたことを書いていきたいと思います。
なぜプロダクトマネージャーの兼任をしたのか
私は新卒で入社してからエンジニアとしてのキャリアを歩んできました。
新卒2年目からはエンジニアとして開発業務を行いながら、サービス成長のための施策を提案する機会をもらい、プロダクトを大きくするためにできることを考えるようになりました。
また、前職ではSESでプロジェクトマネージャーとして、さまざまなお客様のプロダクト開発に関わっていく中で、なぜそのプロダクトを作るのか、どういった価値を誰に届けるのか、そのプロダクトを提供することでどのような未来を描くのかなど、どのプロダクトにも目的や意義があることを感じました。
SESではどうしてもコアな部分に関わることが難しく、よりプロダクトの未来を考えていくような仕事をしていきたいと思うようになりました。
プロダクトとの関わり方
現在はエンジニアとプロダクトマネージャーの兼任という形で、プロダクト開発に携わっています。
それぞれの役割では次のようなことを担当していました。
【エンジニア】
- 運用保守
- 新規機能の開発
【プロダクトマネージャー】
- 課題解決のための施策の検討
- 顧客からのフィードバックの優先度の判断
- 施策の要求・要件の整理
- エンジニアチームとのコミュニケーション
プロダクトマネージャーになってみて感じたこと
プロダクトマネージャーになってみて、プロダクトの価値について今まで以上に考えるようになりました。
今までは開発で担当する機能については、どのように使われてどういった価値になるのかまでは考えていましたが、プロダクトとしての価値まではしっかり考えられていませんでした。 プロダクトマネージャーとして業務をしていく中で、プロダクトが提供していく価値や、中長期でどのようなプロダクトを目指していくのかを考える機会が増えてきました。
その中でエンジニアとして開発していた時とは違うなと感じたことを2つピックアップしたいと思います。
欲しいもとの必要なものは違った
プロダクトを運用していると、フィードバックが顧客や社内から色々上がってきます。その中でも具体的な欲しい機能についての要望も上がってきます。
半年前は、欲しいと言われた機能を要件化し、エンジニアと実装しリリースをしていました。 しかし、リリースしたものの、要望を出した人しか使っていなかったり、実は本当に求めていたものは別のものだった、といったことが度々発生してしまいました。
フィードバックの背景にある課題を考えて、それに対する解決方法を考えて、プロダクトに落とし込んでいかないといけないなと思いました。
現在では、各方面から上がってきたフィードバックについては、背景をしっかりとヒアリングをした上で、何で困っていて、どうなったら良いのかを明確にした上で、プロダクト開発の優先順位の判断を行い開発を行うフローに変更しました。
やらない意思決定をする
プロダクト開発をしていると、やりたいことがたくさん出てきて溜まってきてしまいます。
その中でも今のプロダクトに必要なこと、中長期でプロダクトが大きくなっていくために必要なことを整理して、これは今はやらないという判断を下していました。
なんでも手を出してしまうと、開発の手が足りなくなってしまって終わらないということが起こってしまうので、プロダクトとしてどうすべきかという目線を持ってやらない判断が重要でした。
まとめ
プロダクトマネージャーとして半年働いてみて、以前と比べてプロダクトの価値や、その先にいる顧客を考えるようになりました。
これからもプロダクトとしてどういった価値を誰に届けるのか、その先にどういった未来を描いていくのかを常に考えながらアポトルを成長させていきたいと思っています。
私はWILLとして「使う人を笑顔にできるようなプロダクトを作りたい」と新卒の頃から掲げており、プロダクトマネージャーとして業務をする中で近づけている実感があります。 これからもプロダクトのことを考えてより良いサービスになるように日々精進していきます。
「ウィルゲート Advent Calendar 2024(https://adventar.org/calendars/10272)」、翌日は折尾さんによる「Figmaの好きだけど苦手なところ 」です。 お楽しみに!