こんにちは!ウィルゲート SREチーム 4年目エンジニアのことみん(@kotomin_m)です
ウィルゲートでは24新卒エンジニア 内定者向けに新卒研修を実施しました!
この記事では、新卒研修の内容と、研修の中でも私が担当した「エンジニア基礎」の作成の裏側や資料を公開したいと思います!
作成した資料は、私の3年間の学びを凝縮したものであり、そのためかなりボリュームがあります。
しかし、今日から新卒エンジニアの皆さんだけでなく、先輩エンジニアの皆さんにも見て頂き、是非後輩エンジニアの教育の際に使ってもらえると嬉しいです!(頑張って作ったので何卒……!!)
新卒研修の内容
今回は講師11名、全12項目の研修が実施されました!
過去の研修資料をブラッシュアップしたものもありますが、半分以上は完全新作で作成したものです。研修全体を通して基礎を一通り網羅するような構成になっています。
実施した研修一覧はこちらです。
- フロントエンド(全2回)
- バックエンド
- セキュリティ入門
- インフラ研修 ネットワーク編(全2回)
- インフラ研修 サーバ編(全2回)
- Git & GitHub
- GitHub Actions
- UIデザイン・プロセス
- アジャイル・スプリント
- リーンスタートアップ・グロースハック
- ITリテラシー
- エンジニア基礎
研修は社内で誰でも受けることができ、既存の社員も自分の受けたい研修に参加していました。
エンジニア基礎 資料公開
資料はこちらです!実際に研修で使用したものを加筆修正して外部公開しています。
エンジニア基礎 作成の裏側
研修作成の背景
この研修の目的は、「エンジニアとして成長していくために、エンジニアとして必要なスタンスやマインドについて知る」です。
フロントエンドやバックエンド、インフラなどの知識は、テクニカルスキルに分類されます。
エンジニア基礎は、これらのテクニカルスキルを有効に活用し、実際に成果を生み出すための土台となるポータブルスキルやスタンス・マインドを学ぶ研修となっています。
私自身の経験を振り返ると、新卒でエンジニアになってから3年間、技術力を伸ばすことに加えて、成長に必要だったのは正しいスタンスやマインドセットの習得でした。これらの基礎がなければ、いくら技術力があってもそのポテンシャルを最大限に発揮することは難しく、逆に言えば、この基礎があれば技術習得やエンジニアとして成長するスピードもグンと上がります。
そのため、新卒入社するエンジニアにも早いうちからこれらの重要性を知ってもらい、意識してもらうことで、彼らのエンジニアとしての成長を加速させることができると確信し、この研修を設計しました。
研修作成で苦労したところ
この研修をやることになった私ですが、資料を作るのはとても難しい道のりでした……!
スタンスやマインドセットの重要性は日頃から私が意識していることであり、理解はしています。とはいえ、その価値を研修資料として具体的に分類し、言語化することは予想以上に難しかったです。
例えば、Gitを教える場合、コマンドの使い方やリモートとローカルの概念について説明すればよいので、理解していればそう難しくないです。しかし、この研修はGitと違って「これをこの順番で説明したら理解しやすい」というものが明確にないのです。
なので、上長に手伝ってもらいながら、私が普段意識していることや仕事で重要な考え方をリストアップし、特に言語化が難しかった点については一緒に深ぼりました。
こうして深ぼった内容を整理し、ChatGPTを活用しながら資料の構成を徐々に形にして作成することが出来ました。
この研修は新卒社員向けに設計されたものですが、その作成過程で、私自身が過去3年間に習得した知識やスキルを言語化し、整理することによって、大きく成長する機会を得ることができました。
このような形でこれまでの経験を振り返り、それを形にできたことをとても嬉しく思います。
おわりに
新卒研修全体を通しての24新卒エンジニアからの感想からも、モチベーションが上がってプライベートでの学習時間も増えた、より幅広い知識や仕事術を学びたいなど、嬉しい感想をもらっています。
新卒社員や、講師ともに成長出来る機会だったと思うので、次回以降の研修などにも役立てていけるといいなと思います!