Slackで「#○○の知見があつまる」チャンネルを作るといっぱい知見が集まる

こんにちは!ウィルゲート開発室の池添です。

この記事は ウィルゲート Advent Calendar 2022 - Adventar の15日目の記事です。


知見共有は難しい

知見共有皆さんやってますか?できてますか? 知見共有みんな大事だと思っていると思うのですが、継続してやっていくとなるとなかなかむずかしいですよね。

弊社でも知見共有の大切さを定期的に発信したり説いたり、LT会や勉強会などの場を作って呼びかけたりしています。 これによって、数年前よりも「アウトプットは大事」「アウトプットしてる人は偉い」という文化が徐々に形成されてきています。 ですが、それでも意外と出てこないのが日常業務におけるちょっとした知見や特定のツール・サービスに関するtipsは出てきづらい傾向にありました。

投稿ハードルを下げる

まず、投稿のハードルを下げるために、ウィルゲート開発室では何でも共有してよい #dev-random というSlackチャンネルを作り、ここで日々の業務のtipsやQiitaなどのおすすめ記事などを投稿するようにしました。

テーマを絞ったチャンネル

雑多なものやテーマを絞ったチャンネルを作るほどのものでないものは、#dev-randomチャンネルでよいのですが、特定のツールやサービスにおいての使い方やtipsなど、知っていると得をするような知見共有についてはテーマを絞ると投稿しやすくなったり、興味ある人がまとめて知見を得られたりするというメリットがあります。

例えば、弊社ではDatadogの知見が集まる #dev-datadogの知見があつまる チャンネルや #dev-githubの知見があつまる チャンネルがあります。

#dev-datadogの知見があつまる チャンネル

#dev-githubの知見があつまる チャンネル

Reacji Channelerを使う

Slack 用リアク字チャンネラー | Slack を使うことで絵文字スタンプをつけた際に指定のチャンネルに投稿を転送することができます。 これを利用することで知見共有チャンネル以外で投稿された知見を集約することができ、チーム内で閉じていた知見を手軽に共有することができます。

設定例

Reacji Channelerの使い方と設定方法ですが、例えば上記の#dev-datadogの知見があつまるチャンネルでは:datadog:スタンプを押すと#dev-datadogの知見があつまるチャンネルに投稿がシェアされるように設定しています。

この場合、Slackコマンドで /reacji-channeler :datadog: #dev-datadogの知見があつまる で設定することができます。

※コマンドは /reacji-channeler [:emoji:] [#channel] です。

特に新規導入する技術やサービスはおすすめ

新規導入する技術やサービスは、基本的にその技術やサービスに対しての組織内での理解度は低いことが多いです。 新規導入時に起きがちなのが導入推進者やもともと個人で利用したことある一部の人だけが慣れていて、そこに知見が閉じてしまいその技術やサービスを使ったタスクが属人化していってしまうという問題です。 そこで有効なのが、この「テーマを絞ったチャンネルを作成する」と、「Reacji Channelerを使う」です。

実際、弊社では先程紹介した#dev-datadogの知見があつまる#dev-githubの知見があつまるをそれぞれDatadog導入とGitHub移行(GitHubはBitbucketからの導入移行)に際して作成することによって、うまく知見を共有してスムーズに導入することができました。 下記は実際の各チャンネルの様子です。

まとめ

知見共有は楽しくやれる文化づくりや仕組みつくりが大事です。今回はその仕組としてSlackチャンネルとReacji Channelerをうまく使った方法を紹介しました。

弊社もまだまだ色々試行錯誤していますが、少しでも知見共有のためのアイデアに活かせればと思います。

ウィルゲート Advent Calendar 2022 - Adventar」、翌日は幾竹洸貴さんの「外部リンクがAhrefs上のDRとして計上されるまでの考察」です!