はじめまして、執行役員の鶴飼です。主に開発組織の戦略・ビジョン作りやトップマネジメント層の育成を行っています。 前期まではゼネラルマネージャー(以下GM)として開発組織の強化に専念していました。 執行役員になりGMとは違う一段上のステージで組織を牽引するなかで意気込みを語っていきたいと思います。
そもそも私はどんな人物か?
執行役員になるまでの経緯
ウィルゲート入社前
- 2015年5月にウィルゲートに入社するまで、およそ14年間はweb系SIerとして4社ほど経験をしてきた
- PM経験が豊富で、オフショアも中国とベトナムなど複数経験済み
- 10年ぐらいはPHPの現場でやってきており、チョコチョコ書いていた
- メインはサーバサイドだが、インフラ構築、ミドルウェアチューニング、当時ajaxがはやり始めた頃に使い始めるなどフルスタックエンジニアだったと思う
- 他社サービスのグロースをメインで行ってきたが、自社サービスのグロースや組織作りがしたくて転職。
- 自社サービス・組織としても成長途中である事、社長の社員に対する想いや企業理念に惹かれ、ウィルゲートに入社。
ウィルゲートに入社後
- 最初はエンジニアとして入社希望しており開発を頑張っていた
- 当時、自社サービス(サグーワークス)の大規模開発(25人月程度)があり、PM経験があった為、抜擢される
- 入社3ヵ月でリーダーに抜擢
- 自社サービスの特性など、今考えるとあまり分からぬままプロジェクトスタート
- 自らも開発しながらプロジェクトを完遂させる
- 10月頃から特殊案件で人員が減る中、サグーワークス、暮らしニスタなど複数のメンバー管理も行う
- 2016年1月からマネージャに就任
- 2016年4月からゼネラルマネージャに就任
GMになってから
- 開発全体の戦略を纏める
- マネージャ兼務のまま、リーダーの育成
- 経営ミーティングに参加
- 開発本部発足
- 事業横断で技術ナレッジの蓄積が出来るようにフロントエンド・バックエンドなどセクションに分け、スペシャリストの育成体制の推進
- 採用戦略の立案
- 登壇や勉強会などのイベント開催
GMになってからの2年間でも自社技術が相当ブラッシュアップされ、環境も整備されたと思います。
これはメンバーの成長意欲に後押しされた形で体制を作ってきたものになります。 また、社内にマネジメントコースとスペシャリストコースがあり、大きくは2つに分かれているものの、”技術”というものが明確では無かったという点もあるので、 スペシャリストの中でもフロントエンドやバックエンドなど得意技術軸で成長ができるように整えてきました。
4つの戦略
長くなってしまいましたが、今期から執行役員として全事業開発の生産性向上及び技術研究をテーマに進めていきたいと思います。
ウィルゲート開発室は13期目を迎えましたが、過去最大のエンジニア人数になっています。
チームが大きくなると一人当たりの生産性は下がり、また全体の見通しが悪くなります。 自社でプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを育成しつつ、組織もプロアクティブに変更を加える事で、役割を明確にしつつ見通しのよいエンジニア組織でありたいと思います。 また、事業フェーズに合わせ、新しい技術へのチャレンジもメンバーの成長に合わせてどんどん取り入れて行きたいと思います。 やはりエンジニアは新しい技術に常に触れられる環境にいるのが最もバリューを出せると思いますし、何より自分自身が楽しくあるためでもあります。
また、それらを戦略に落とし込む時に大きな戦略を4つに分けて考えています。
- 事業開発戦略
- 主に自社事業の開発する上でのチーム編成や抜擢人事、また事業のフェーズに合わせたQCDの設定などを方針を固めます。
- 採用戦略
- 新卒・中途及び業務委託や外注など、開発人員の補強や中長期的な人員戦略の立案をします。
- 母集団形成から訴求ポイントの打ち出し、リクルーターの教育まで含めて方針を固めます。
- ブランディング戦略
- ウィルゲートの開発室の打ち出し方だけではなく、所属している社員に伝える為にもブランディング戦略は必要と考えています。
- ブログのみならず、勉強会や登壇イベントなどアウトプットの方針を固めます。
- 技術戦略
- 自社のコンピタンスとなる技術の追求や自社事業の中期目線で必要になる技術をキャッチアップ。
- 開発本部のディレクターを中心に技術キャッチアップを行い、マネージャやプロジェクトマネージャが適宜、技術導入検討を行えるようにします。
戦略については、マネージャやPMOとディスカッションを繰り返し、各ユニットの戦術の形に紐づけてメンバーへ共有する形で、個人の成果が開発や事業の成果に直結するように設定しています。
まだまだ足りない技術もありますし、エンジニアの働きやすい環境が整ったとは言い難いですが、自身のWillでもある「ウィルゲートだからできるエンジニアとしての成長」にフルコミットしていきたいと思います。