社内 LT 会をバーチャル SNS「cluster」で開催してみた

こんにちは。ウィルゲート開発室の岡田(@okashoi)です。

ウィルゲート開発室では「Hacker's GATE」と称してエンジニアによる勉強会や LT 会を開催しています。

◆過去の開催の様子◆

tech.willgate.co.jp

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今回は cluster というサービスを使い、バーチャル空間上で社内 LT 会を開催したので、その様子をお届けします。

背景

コロナ禍におけるテレワークが始まってから 1 年以上が経過しました。 テレワークはライフスタイル、ワークスタイルの両面で新しい価値観をもたらした一方で、業務内外問わず他メンバーの取り組みや興味関心を知る機会が減ったことを痛感しています。

興味関心を共有する手段として「みんなで集まって LT をやる」というのは、コロナ禍以前からの取り組みであり、テレワーク主体となってからは Google Meet などを使った LT 会を開催したこともありました。

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もちろん、これにも意義はありましたが、発表者から見ると「画面共有中は聞き手の反応が見づらい*1」などの問題も抱えていました。

cluster とは

さて、一方で私は過去にプライベートで cluster を使った勉強会イベントを開催したことがありました。

cluster とは cluster 社が運営している「バーチャル SNS」です。

cluster.mu

cluster を使うことで、簡単にバーチャル空間でのイベントを開催することができます。 cluster 上のイベントは PC(Windows、macOS)だけでなく、スマートフォン(Android、iOS)からも参加することができます。

cluster を使ったイベントを開催してみた所感として

  • 話し手にとって「聞き手がその場所に居る」という感覚が得られる(人数規模などが直感的にわかりやすい)
  • 聞き手は cluster に備わっている「エモート」と呼ばれる機能や、手をふる、ジャンプする、という形でリアルタイムにリアクションをとることができる

という利点を感じ「バーチャル空間のイベントでは上記の問題を解消できるのでは?」という思いのもと、今回の cluster を使った LT 会の開催に至りました。

実施してみての所感や今後の展望など

当日は、技術的な内容から趣味に関することまで、計 5 本の発表がありました。

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多くのメンバーにとって今回 cluster を使うのが初めてで、慣れない操作に戸惑うような場面もありましたが、皆「バーチャル空間で発表をする、聞く」という体験を楽しんでいました。 開催後に取ったアンケートでも「次回の LT 会も cluster 開催が良い」という声が多く集まり、今後も cluster を使って LT 会を開催して行こうと思います。

今回はお試し開催ということで小さく試してみましたが、タイムキーパー等の進行や、スライドや BGM を使った演出等、工夫の余地もまだありそうです。 また、LT だけで終わらせずにみんなでワイワイ話をする時間を設けても良いかな、と思いました。

今後はこれら cluster 開催の知見を体系化しつつ、社内で運営メンバーを拡大し、ゆくゆくは社外向けのイベントも開催したいと思っています。

*1:2 枚以上ディスプレイを使っている場合はその限りではない。